呼吸器疾患には、気管支喘息や咳喘息、アトピー咳嗽、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、気管支炎、肺炎、肺結核、非結核性肺抗酸菌症、間質性肺炎などがあります。
夜間や早朝に「ヒューヒュー」「ゼーゼー」や、季節の変わり目に咳が出る、風邪をひいた後に咳が長引いたりするのは気管支喘息の可能性があります。気管支喘息は空気の通り道である気管支が狭くなり「ヒューヒュー」「ゼーゼー」し始めて呼吸が苦しくなる病気です。気管支喘息では気管支に慢性的な炎症が生じています。この炎症のために気道が大変敏感な状態で、ほこりやタバコの煙などの刺激で気管支が狭くなったり、むくんだり、痰が出るなどの喘息発作が起こります。しっかりと気道の炎症を治さない限りいつまでも喘息は良くなりません。
喫煙されている方で階段や坂道で息切れ、咳、痰がある場合はCOPDの可能性があります。タバコの煙などの有害物質を長い期間吸い込むことで気管支や肺胞に炎症が生じ、ゆっくり壊れてしまったことで肺機能が低下する病気です。COPDは進行すると、呼吸器系以外の症状が出ることがあります。たとえば、栄養障害、骨格筋機能障害、心血管疾患、骨粗しょう症、抑うつなどがあり、注意が必要です。体を動かしたときに息切れ、咳、痰がある場合は早めの受診が必要です。
当院では、これらの疾患には呼吸器専門医・指導医が診察を行います。長引く咳、痰、息切れなどがある患者さんはぜひご来院ください。20年以上の国内外の大学病院に在籍した経験をもとに患者さん一人一人にあったベストな診療を行っていきます。
長引く咳や痰、息苦しさは大変煩わしくつらい症状です。専門医・指導医の診察でその原因を突き止めることは、つらい症状を改善するための第一歩となります。