呼吸器内科

呼吸器内科について

こんな症状の方はご相談ください。

呼吸器科内科について
  • 長引く咳や痰
  • ヒューヒュー、ゼーゼーする
  • 息切れ
  • 息が苦しい
  • 胸が痛い

呼吸器疾患について

呼吸器疾患には、気管支喘息や咳喘息、アトピー咳嗽、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、気管支炎、肺炎、肺結核、非結核性肺抗酸菌症、間質性肺炎などがあります。

夜間や早朝に「ヒューヒュー」「ゼーゼー」や、季節の変わり目に咳が出る、風邪をひいた後に咳が長引いたりするのは気管支喘息の可能性があります。気管支喘息は空気の通り道である気管支が狭くなり「ヒューヒュー」「ゼーゼー」し始めて呼吸が苦しくなる病気です。気管支喘息では気管支に慢性的な炎症が生じています。この炎症のために気道が大変敏感な状態で、ほこりやタバコの煙などの刺激で気管支が狭くなったり、むくんだり、痰が出るなどの喘息発作が起こります。しっかりと気道の炎症を治さない限りいつまでも喘息は良くなりません。

喫煙されている方で階段や坂道で息切れ、咳、痰がある場合はCOPDの可能性があります。タバコの煙などの有害物質を長い期間吸い込むことで気管支や肺胞に炎症が生じ、ゆっくり壊れてしまったことで肺機能が低下する病気です。COPDは進行すると、呼吸器系以外の症状が出ることがあります。たとえば、栄養障害、骨格筋機能障害、心血管疾患、骨粗しょう症、抑うつなどがあり、注意が必要です。体を動かしたときに息切れ、咳、痰がある場合は早めの受診が必要です。

当院では、これらの疾患には呼吸器専門医・指導医が診察を行います。長引く咳、痰、息切れなどがある患者さんはぜひご来院ください。20年以上の国内外の大学病院に在籍した経験をもとに患者さん一人一人にあったベストな診療を行っていきます。

長引く咳や痰、息苦しさは大変煩わしくつらい症状です。専門医・指導医の診察でその原因を突き止めることは、つらい症状を改善するための第一歩となります。

呼吸器疾患の治療について

吸入薬

気管支喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)の治療で使われる重要なお薬が、吸入薬です。特に、気管支喘息では「吸入ステロイド薬」が第一選択薬となります。慢性閉塞性肺疾患(COPD)の治療では気管支拡張薬の吸入薬が禁煙治療の次に重要な治療です。吸入薬は正しく吸入しないと効果が発揮されません。当院では、たくさんある吸入薬のなかから患者さんに合うものを選び、吸入方法を丁寧にお伝えしています。また、スポーツ選手には気管支喘息の患者さんが少なくありません。当院ではドーピング検査に抵触しないように診療しています。

在宅酸素療法(HOT)

呼吸苦が強く、血中の酸素濃度が低い患者さんには、在宅酸素療法(HOT)の導入も行っています。通院が難しい患者さんやがんの末期で通院が困難な患者さんにも在宅での酸素治療を行っております。遠慮なくご相談ください。

悪化因子の対策

気管支喘息の悪化原因について患者さん一人ひとりにあった対策をします。たとえば、ダニ(日本では特に悪化原因として頻度が高い)であれば自宅の掃除やふとんの管理をこまめにすることでダニの繁殖を減らす対策を行います。治療中の薬の数をなるべく減らしたいと考える方は多いと思います。気管支喘息の原因となる悪化原因への対策を行うことは薬を減らすためにも大変有効です。ご自身の症状がどのような悪化原因と関連しているのかを正しく知ることでその対策を考えることができます。

いびき外来について

いびき外来について

「日中に眠気を感じる」、「眠っている間に呼吸が止まる」、「いびきがうるさい」、「熟睡感がない」といった症状に思い当たるものはありませんか?

こうした症状は、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。10秒以上の気流停止(気道の空気の流れが止まった状態)を無呼吸とし、無呼吸が一晩(7時間の睡眠中)に30回以上、もしくは1時間あたり5回以上あれば、睡眠時無呼吸症候群です。

睡眠時無呼吸症候群は、高血圧、脳梗塞などの脳血管病変、心筋梗塞などの虚血性心疾患、糖尿病、突然死といった合併症に注意が必要です。上記のような症状があるときは、早めに受診することをおすすめします。

当院で行う検査

まず、ご自宅で行う簡易検査を受けていただきます。指に酸素濃度計、鼻の下と胸にセンサーをつけ、ご自宅で通常通りに就寝してもらいます。検査の機器は、翌日着払いで返送していただくか、業者が検査機器をご自宅に取りに伺います。約10~14日程度で結果がでますので、そこから精密検査の必要性を判断します。

精密検査は、睡眠中の脳波と呼吸状態を測定する「終夜睡眠ポリグラフィー検査(PSG検査)」を実施します。通常は入院して行う検査ですが、当院では入院せずにご自宅で受けていただくことが可能です。

簡易検査で1時間あたりの無呼吸と低呼吸を合わせた回数である無呼吸低呼吸指数(AHI)が40以上ある方には、精密検査は行いません。すぐに「CPAP(シーパップ:経鼻的持続陽圧呼吸療法)療法」という治療が必要です。簡易検査でAHIが40未満の方は、さらにPSG検査を行い、AHIが20以上あった場合はCPAP療法を行います。AHIが5以上であり、かつ上記の症状を伴う場合に睡眠時無呼吸症候群と診断します。その重症度はAHIが5~15を軽症、15~30が中等症、30以上が重症となります。

当院では、CPAP療法以外にもマウスピースの治療、ダイエット、扁桃肥大の外科手術など、患者さんの原因に合わせた治療を行っています。いずれの検査や治療も保険診療ですのでご安心ください。また、小児の検査も行っております。小児の場合、睡眠障害が原因で成長障害や学習障害につながるおそれがありますので、早めの検査と治療をおすすめします。

禁煙外来について

タバコはがん(特に肺がん)、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、脳梗塞、心筋梗塞などの危険因子です。これらの病気の予防や治療には、禁煙が大変重要です。

禁煙治療では、はじめに喫煙状況などから保険診療で治療が受けられるかどうかをチェックします。その後、内服薬「チャンピックス」を12週間、あるいは貼付薬「ニコチネルTTS」を8週間服用していただきます。

計5回の診察では、禁煙補助薬を処方する以外に、吐く息に含まれる一酸化炭素(タバコに含まれる有害物質のひとつ)濃度の測定や、禁煙状況に応じたアドバイスも行っています。禁煙治療は保険適応です。費用は、禁煙補助薬によって変わりますが自己負担が3割の場合、5回の診療費は13,000円~20,000円程度になります。

以前、禁煙治療に失敗した方でも、前回から1年以上が経過していれば、保険診療で再度禁煙治療を受けることができます。

呼吸器、喘息・咳、アレルギー、いびき(睡眠時無呼吸)、
禁煙と循環器内科および産婦人科の3人の専門医がいるクリニックです。
院長は呼吸器の専門医・指導医とアレルギーの専門医ならではの診療を行います。

  • 診療時間

    9:00~12:00
    13:30~18:00

  • 休診日

    木曜・日曜・祝日